⚠️ 本記事は筆者の実体験をもとに作成していますが、特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクが伴い、将来の成果を保証するものではありません。最終的な判断は読者ご自身の責任にてお願いいたします。掲載情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。
はじめに
SBI証券で2024年末より取り扱いが始まった「SBI・S・米国高配当株式・ファンド(年4回決算型)」(通称SBI・SCHD)。管理人は新NISAの成長投資枠でお試し枠として少額の買い付けを行っていました。
買い付けできるようになってから半年以上経ちますが、今回2025年6月ようやくSBI・SCHD初の分配金をSBI証券のMy資産から確認することができましたので、その実際の様子を記事にしてみました。

買おうか悩んでいるから参考にしてみたい!

はい、購入推奨や勧誘はしませんが是非参考にしてみてください。…といってもお試しでお小遣い程度の額を投資しただけなので、本当に少額の「お試し投資」ですよ。
概要:SCHDとは?
↓の記事の引用通り、米国高配当銘柄指数のETFですね。
SCHDは、米国の配当利回りの高い100銘柄で構成された指数である「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」への連動をめざしており、配当による収益と中長期的な値上がりをめざしつつ、幅広い業種の米国高配当株式100銘柄程度に分散投資できるのが特徴です。
注意点として2025年6月現在、SBI証券では本家ETF「SCHD」を買う手段はありません。
その為、その代替として投資信託版の「SBI・SCHD」が提供されているという構図です。
管理人のSBI・SCHD購入状況と分配金について
SBI証券の「SBI・S・米国高配当株式・ファンド(年4回決算型)」で分配金情報が掲載されていました。今回は1万口辺りの支払われた分配金が「62円」でした。

この投資信託の買い付け開始時の基準価額が10,000円で、その時点で投資額1円=1口でした。
2025年6月時点では基準価額が10,000円を下回っている状態で10,000円投資すると取得口数は10,000口より多くなっているはずです。
先述の通り、お小遣い程度の投資額だった管理人の結果が以下でした。

確かに、SBIハイブリッド預金で買い付け余力として「131円」を確認することができました。
投資額は20,000円で、口数は21,207口でした。
この記載で気になることといえば、分配金総額の中の「うち元本払戻金(特別分配金)」でしょうか。SBI証券サイトによると以下のような記載がありました。
普通分配金:個別元本(受益者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金(特別分配金):個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の受益者の個別元本は、同額だけ減少します。
つまり、「元本払戻金」は評価益による利益ではなく投資元本の一部を払い戻す形で支払われた分配金である点に注意が必要です。
分配金の“質”をどう見るか
資産形成期の投資家にとって、「元本払戻金(特別分配金)」は注意が必要です。
- 一見配当金がもらえたように見えますが、実質的には自分の投資元本を取り崩しただけ
- 再投資しても複利の効果は弱まりやすく、資産形成効率は低下
- 収入源として配当を重視する資産取り崩し期の人には、税制面で有利な側面もあり(非課税のため)
今回は管理人が分配金基準日よりも高値で取得していたため、特別分配金扱いになったと考えられます。取得単価によっては普通分配金だった方もいると推測されます。
おわりに
今回のSBI・SCHDの分配金は、管理人にとって投資益の還元というより“学びの機会”でした。
特別分配金という制度を自分ごととして体感できたことは、今後の投資判断に大いに役立ちそうです。
重要なのは、「分配金が出た」ことよりも「その性質を理解しているかどうか」です。
数字だけで判断せず、商品ごとのリスクや自分の投資目的・期間などを踏まえたうえで慎重に判断していくことが重要です。
今後、SBI証券でもSCHDのETFを直接購入できる選択肢が広がっていくことを願いつつ、「SBI・SCHD」の分配金の状況をシェアしていけたらと思っています。
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